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​ カイロプラクティックについて・・・2

   
カイロプラクティックに依る健康改善理論
カイロプラクティックは骨格特に脊柱を矯正して、主に神経の流れ
血流、リンパ流と言った体液の循環を最適にして、細胞単位で活性
させる事に依って健康を取り戻すお手伝いをする治療方法です。
医者の治療方法であるメディカル分野では、薬品の使用若しくは
切開手術と言った方法で、治療を行います。
カイロプラクティック治療は保存療法とも言われて、切除等を一切
行いません。日本では徒手技法と言い、手だけで治す治療法です。
とは言え、最近はテーブルテクニックと言う治療台を使用して行う
カイロプラクターにも患者さんにも優しい治療法が主流です。
カイロプラクティックとは、紀元前7世紀以前から古代ギリシャで
行われていた骨格矯正技術で、その方法は一子相伝と言われる様な
門外不出の方法だった為、長く世界に広がる事の無い技術でした。
基本的な治療方法は、骨格の歪をThrustと呼ばれる突き込み方法で
矯正して、お母さんが生んでくれた状態に戻す事です。
多くのカイロプラクターがこのThrustが出来ない為に、危険行為と
されてしまいます。スラストは、日本語では瞬間急圧と呼び、ごく
短時間つまり、瞬間的に突き込み、瞬間的に戻す手の動きですが、
戻す行為を瞬間的に行う事が出来ないカイロプラクターが多いです
従って、Thrustでは無くPushになってしまっているのです。
押された状態では、治り難いし痛みが発生する事も多いですね。
カイロプラクティックを世界的に広めたのが、アメリカの外科医の
アンドリュー・テイラー・スティル博士でした。彼の提唱したのが
オステオパシー理論と呼ばれる人間の病気の80%が骨格の歪から
発生すると言う理論です。従って全身の骨格矯正すれば、殆どの
病気は治ると言う事です。その後、同じくアメリカの外科医と言う
ダニエル・デビット・パーマー博士・・・彼はカナダ人とか色々と
不明な点が多い人らしいが、彼の理論で、全身迄矯正しなくても
脊柱つまり、背骨の矯正だけでも充分と言う理論を提唱しました。
カイロプラクティックはこちらの理論を採用し、脊柱矯正方法を
カイロプラクティックと呼んでいます。でも根底には全身骨格矯正
​理論(オステオパシー理論)が有ります。

 

Pink Sugar

           神経のお話
人間をはじめとする動物では、生命維持や成長等に必要な
全ての
事項を脳がコントロール(命令)しています。
脳からの命令や臓器からの結果を脳とやり取りしている伝達装置が神経だと言えます。五感と言われる目で見る視覚、耳から聞こえる
聴覚、鼻で嗅ぐ嗅覚、舌で感じる味覚、肌等で感じる触覚と言った事柄・・・この様な感覚神経とか、運動を行う為に、筋肉や骨格を動かすのに関係する神経。こちらは運動神経と言いますね。
そういう自分自身で何とか出来る又は、感じる事が出来る神経は、全神経に於いて、たったの16%しか無いと言われています。
残りの84%は自律神経と呼ばれる自分自身ではコントロールする事の出来ない神経と言われているのです。
例えば、ステーキを食べる時には先ず目で見て、焼き色を楽しみ
焼けた音を耳で聞いて、そして香りを鼻で嗅いで美味しそうだと
認識して口に運びますね。そして噛んで飲み込む迄は自分の意志で出来ますが、飲込んだ後は、勝手に食道を通り、胃に運ばれて胃で消化されてから腸に運ばれて吸収されて、丸一日掛けてトイレで
ポイと言う感じですね。この間の事は自分の感覚の及ばない内に、確実に行われていますね。これを命令している脳からの命令信号を胃や、腸その他の臓器に送る働きをするのが、自律神経です。
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神経は脳脊髄神経から背骨の背中側に有る脊柱管を通り、椎間孔と
言われる各背骨の間にある穴から各臓器や筋肉等に繋がっています
但し、何処の椎間孔から何処の臓器に繋がっているかは、医学が
進んだと言われる現代でも、確実な事は解っていません。
脊柱つまり背骨が全く歪んでいない場合は、各骨の間に有る椎間孔そのものが変形していないので、各神経達も問題無く脳からの命令若しくは臓器からの返信も問題無く脳に返せる訳ですが、何らかの
理由で背骨が歪んで、椎間孔が変形して神経が潰されて狭くなっている場合は、脳からの命令も臓器等の返事も不足してしまいます。
    例えば、食事で胃の働きを考えてみましょう。
今日は美味しいお寿司を食べたので、脳が100%の仕事をしろと言う命令を出したとしましょう。胃は命令通りにしっかり消化作業として100%の仕事をした後、結果を脳に返します。
脳は100%の仕事をしたと言う返事が返って来るので、普通に
ストレスを感じずに胃に対してご苦労さんと言うかは解りませんが
問題無くミッションをこなして、次のミッションに移れます。
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逆に、椎間孔が変形して、脳からの命令が減ってしまう現象が
起きたとします。仮に20%減ったとして胃は80%の仕事しか
出来ません。それでももたれながら、仕事を終えて脳に消化完了の返事を返す訳ですが、ここでも脊柱管が変形して潰れた神経では、
80%の更に80%の64%しか返事が返せません。実際には胃は
80%の仕事をして、返事を返している訳ですが、神経が潰れた
為に、脳は100%の仕事を命令したのに帰ってきた返事はたった64%しか出来ませんと言う事なので、脳がストレスを感じる事となります。胃だけでは無く、その他の臓器からも同様に命令に対し少ない返事が返って​来るので、脳のストレスは益々大きく成り、
不快感を感じる様になります。これを毎日、毎週、毎月、毎年と
繰り返していると、やがて脳が耐え切れなくなって、いわゆる
自律神経失調症と言う症状になってしまいます。  
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この理論は、これを教えて呉れた私の先生が独自に考案した理論で
自律神経失調症を治す事を独自に真剣に研究した結果ですので、
学会発表等はされていない筈です。この理論を知っているのは、
私と共にカイロを学んだカイロプラクターの一部と、通って呉れた
患者さんの一部のみです。実績は、精神病院や精神科に通ったり、
入院した患者さんの多くを退院させたり、通院を辞めた等の事例が
​結構多く有ります。勿論総てと言う訳には行きませんでしたが。
超優秀なカイロプラクター以外は治せません。逆に言えば下手糞な
​カイロプラクターが手を出すと、元の木阿弥になってしまいます。
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原因となる背骨の歪は前ページでも伝えた様に寝返り不足だけです
寝返り不足の原因の一番はベッドで寝ている事です。患者さんの
ベッドを聞くと、ベッドが硬いので大丈夫だと思っている場合が
非常に多いのですが、カタサでは無くタカサが問題なのです。
バンジージャンプをしろと言われて直ぐに飛び降りれる人は少ない
ですよね。下が覗けるガラスの床も、吊り橋も何か不安ですよね。
人間は猿と違って、高い所は基本嫌いです。慣れれば大丈夫と言う
人も居ますが、基本的には高所恐怖症の人の方が多いです。
従って、普通のベッド依り二段ベッド、三段ベッドと言った高い
ベッドに寝ていた患者さんが依り重症の場合が多いです。
この為予防及び悪化防止を実行する為に寝返りを増やす行為として
ベッドを降りて、床に布団を敷いて低い位置で寝る事です。
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私がカイロプラクターとして技術を高められたのは、カイロの
技術と理論を正確に伝授してくれた先生と理論を展開して更なる
技術を開発して教えて呉れたもう一人の先生のお陰です。
勉強や仕事は何を教わるかと言う事も非常に大切な事柄ですが、
それと共に誰に教わるかと言う事も重要です。運が良かったと
​言えばそれまでですが、センスも大切です。

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